出国準備の記録を経て、いまはフランス滞在日記。
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Mia et le Migou(ミアとミグー)(その2)
2009-08-16-Sun  CATEGORY: 映画


 今回はアラ探しから。

 ゼネコンによる自然破壊というテーマは、正直言って新しくはない(今、地球環境にとって最大の悪玉と広く認識されているのは、土地開発よりは CO2 ではないか?)。それと、南米の素朴な村から始まったにしては、話をちょっと広げ過ぎだな、という気はした。まさか『地球最期の日』みたいな大規模な展開になるとは思わなかった。

 ジブリの影響を強く受けていると言われるジレール監督。そういう目で見ると本作にもいろいろな点でジブリ作品との類似点が見られる。
・不思議な生き物たちが自然を守るため工事現場を妨害する → 平成狸合戦ぽんぽこ
・テクノロジーと自然の神秘の対比 → もののけ姫
・主人公と仲良くなる図体の大きい生き物 → トトロ
・穴に詰まっている泥の塊を引っこ抜いて浄化 → 千と千尋
・もしかすると、出稼ぎに行ったまま消息不明の親を一人で探しに行くという筋は、名作劇場の『母をたずねて三千里』の影響ではないか、と勘ぐったりもできる。まあ原作小説(『クオーレ』)から直接着想を得たのだろうと言われればそれまでだけど。

P8150014.jpg そういうこともあって、作品としては最大級の評価はできない。
 それでも自分がこの映画のファンになったのは、やはり登場人物(とくにミア)の造形と仕種が好みだったという理由が大きいのだろう。悪役の社長やその周辺の人物にすら人間臭い魅力が感じられ、心底イヤな感じを与える人物は登場しない。
 小説本の付録ページに、ミアのキャラクターデザイン決定までの素案がいくつか載っていた。「豊かな黒髪、意志の強そうな目」という特徴は決定案と共通しているのに、伝わってくるものが全然違う。他の案が採用されていたら私は映画を見ていなかっただろう(同じ事をブログに書いている人がおられて、ちょっと可笑しかった)。キャラクターは大切なんだな。

 さてフランスのアニメがあまり入ってこない日本では、残念ながら本作もいまだ上映の話はないようだ。萌え絵からは遠いとはいえ、日本人好みの絵やキャラだと思うのだが、どうだろう。
 もし邦題をつけるとしたら『ミアとミグー』ではちょっと集客力が弱そうだ。それにミグーは1人でなく種族のようなもの(だから定冠詞 le がついている)。Arthur et le Minimoys の邦題を、少し言葉を足して『アーサーとミニモイの不思議な国』とつけたように、何か適切な邦題をつけたい、と勝手にいろいろ考えてみる。
 『ミアと森のミグーたち』
 『ミアと山の聖霊ミグー』
 『ミアとミグーといのちの樹』
 『ミアと山男』
 『ミアと秘密の湖』 …
 難しいね。まあそんな邦題でなくてもいいから、何かの機会に日本に紹介してもらえないでしょうか。もし日本語吹き替えの DVD が出たら……帰国時にレンタルで見たいと思います。(2008. 12. 13 鑑賞)

■ Mia et le Migou 公式サイト
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